2026年版・6-9

ガス設備の一問一答

マンション管理士「マンションの建物及び附属施設の構造及び設備に関すること」から、ガス設備に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問16-9

都市ガスと液化石油ガス(LPガス)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①都市ガス13Aは主成分がメタンで空気より軽く、LPガスは空気より重い。
  • ②都市ガス13Aは主成分がプロパンで空気より重く、LPガスは空気より軽い。
  • ③都市ガスとLPガスは、単位体積当たりの発熱量がほぼ等しいものとされる。
  • ④LPガスは常温常圧で液体であり、そのまま液体の状態で配管に供給される。
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正解 ①都市ガス13Aは主成分がメタンで空気より軽く、LPガスは空気より重い。
解説
都市ガスの主流である13Aは天然ガスを原料とし、主成分はメタンである。メタンの比重は空気より小さいため、漏えいすると上方に滞留する。これに対し液化石油ガス(LPガス)の主成分はプロパン・ブタンであり、比重は空気より大きいため、漏えいすると床面付近に滞留する。この比重の違いが、後述するガス漏れ警報器の設置位置の違いをはじめ、換気の考え方や事故時の対応の違いに直結する最も基本的な知識である。

他の選択肢が不適切な理由
都市ガス13Aの主成分はメタンでありプロパンではなく、また空気より軽いのは都市ガスの方であるから、主成分と比重を入れ替えた記述は誤りである。単位体積当たりの発熱量はLPガスの方が都市ガス13Aよりも大幅に大きい(おおむね2倍以上)ので、ほぼ等しいという記述も誤りである。LPガスは常温常圧では気体であり、加圧して液化した状態で容器に充填し、気化させて気体の状態で配管により供給されるので、液体のまま配管に供給されるという記述も誤りである。
問26-9

ガス漏れ警報器の設置に関する次のア〜エの記述のうち、適切なものの組み合わせはどれか。
ア 都市ガス用の警報器は、検知部の下端が天井面から30センチメートル以内となるように設ける。
イ 液化石油ガス用の警報器は、検知部の上端が天井面から30センチメートル以内となるように設ける。
ウ 都市ガス用の警報器は、燃焼器から水平距離8メートル以内に設けることとされている。
エ 液化石油ガス用の警報器は、燃焼器から水平距離8メートル以内に設けることとされている。

  • ①アとイ
  • ②アとウ
  • ③イとエ
  • ④ウとエ
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正解 ②アとウ
解説
ガス漏れ警報器の設置位置は、対象となるガスの比重に応じて定められている。アは適切である。空気より軽い都市ガスは漏えいすると天井付近に滞留するため、その警報器は検知部の下端が天井面から30センチメートル以内となる高い位置に設ける。ウも適切である。都市ガス用の警報器は、あわせて燃焼器から水平距離8メートル以内に設けることとされている。

他の選択肢が不適切な理由
イは適切でない。液化石油ガスは空気より重く床面付近に滞留するため、その警報器は検知部の上端が床面から30センチメートル以内となる低い位置に設けるのであって、天井面を基準とするものではない。エも適切でない。液化石油ガス用の警報器を設ける範囲は燃焼器から水平距離4メートル以内であり、8メートル以内とするのは都市ガス用に定められた数値である。したがって適切なものはアとウの組合せである。
問36-9

ガスメーター(マイコンメーター)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①ガスの使用量を計量する機能のみを有し、遮断のための機能は備えていないのである。
  • ②長時間にわたって連続してガスが使用された場合でも、遮断が働くことはないとされる。
  • ③一定以上の震度の地震を感知したときや、ガスの異常な流出を検知したときに遮断する。
  • ④いったん遮断した後は、ガス事業者による復帰作業を待たなければ復帰させられない。
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正解 ③一定以上の震度の地震を感知したときや、ガスの異常な流出を検知したときに遮断する。
解説
マイコンメーターは、ガスの計量機能に加えてマイクロコンピュータによる保安機能を備えたガスメーターである。震度5相当以上の地震を感知したとき、ゴム管の外れ等によりガスが異常に大量に流出したとき、燃焼器の消し忘れ等によりガスが長時間にわたり継続して使用されたとき、配管に漏えいの疑いがあるときなどに、自動的にガスを遮断して事故を防止する。

他の選択肢が不適切な理由
マイコンメーターは、ガス栓を閉め器具の安全を確認した上で、利用者自身が復帰ボタンを押して一定時間待つことにより復帰させることができる仕組みになっているから、事業者の作業を待たなければ復帰できないという記述は誤りである。マイコンメーターは計量機能のみならず前記のような遮断機能を備えているから、遮断機能を備えていないという記述も誤りである。長時間の連続使用も遮断の要因の一つであるから、遮断が働くことはないという記述も誤りである。
問46-9

ガス配管に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

  • ①屋外の埋設管には、腐食に強いポリエチレン管やポリエチレン被覆鋼管が用いられる。
  • ②白ガス管(亜鉛めっき鋼管)は腐食しやすく、屋外の埋設部には用いられなくなっている。
  • ③ガス配管には、地震時の変位に追随できるようフレキシブル管が用いられることがある。
  • ④ガス管はその材質にかかわらず、埋設された部分の腐食が生じることはないとされる。
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正解 ④ガス管はその材質にかかわらず、埋設された部分の腐食が生じることはないとされる。
解説
金属製のガス管を土中に埋設すると、土壌の水分・塩分・酸素、迷走電流、異種金属の接触等の影響により腐食が進行し、放置すればガス漏えいという重大事故に直結する。このため埋設部には腐食しない樹脂管(ポリエチレン管)や、鋼管の外面をポリエチレンで被覆した管が用いられ、既設の白ガス管については計画的な取替えが進められている。材質にかかわらず腐食が生じないという記述は誤りである。

他の選択肢が正しい理由
屋外の埋設管に、耐食性に優れ可とう性もあるポリエチレン管やポリエチレン被覆鋼管が用いられるという記述は正しい。白ガス管は亜鉛めっきが失われると急速に腐食が進むため、現在では屋外の埋設部に用いられなくなっているという記述も正しい。ガス配管には、地震時の地盤や建物の変位に追随して破断を防ぐため、また機器との接続部の施工性を確保するために、金属可とう管(フレキシブル管)が用いられることがあるという記述も正しい。
問56-9

ガス設備の所有及び管理の区分に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①一般に、ガスメーターの出口以降の配管は内管と呼ばれ、需要家側の所有・管理となる。
  • ②一般に、ガスメーターの出口以降の配管も供給管と呼ばれ、ガス事業者が管理している。
  • ③マンションの共用部分に敷設されたガス管は、常に各区分所有者の専有部分に属する。
  • ④ガス設備は公共性が高いため、屋内の配管もすべてガス事業者の所有物とされている。
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正解 ①一般に、ガスメーターの出口以降の配管は内管と呼ばれ、需要家側の所有・管理となる。
解説
ガスの導管は、道路に埋設された本支管、そこから分岐してガスメーターの出口に至るまでの供給管、そしてガスメーターの出口から燃焼器までの内管に区分されるのが一般的である。本支管と供給管はガス事業者が所有・維持管理し、内管は需要家側の所有・管理とされる。マンションでは、内管のうち住戸の専有部分内にある部分は各区分所有者が、共用部分にある立て管等は管理組合が管理することとなり、その区分は管理規約で明確にしておくことが重要である。

他の選択肢が不適切な理由
ガスメーターの出口以降は内管と呼ばれるのであって、供給管ではなく、事業者の管理範囲でもないから、この記述は誤りである。マンションの共用部分に敷設されたガス管のうち、専有部分に属さない部分は共用部分として管理組合の管理に属するのが一般的であるから、常に各区分所有者の専有部分に属するという記述も誤りである。屋内の配管がすべてガス事業者の所有物とされるという記述も、前記の区分に反するもので誤りである。
問66-9

マンションのガス設備の安全に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

  • ①ガス機器の設置場所には、燃焼に必要な空気を確保するための給気経路が必要となる。
  • ②屋内に設置する開放式のガス機器は、換気を行わなくても安全に使用することができる。
  • ③ガス漏れ警報器は、法令上の設置義務がない場合であっても設置することが推奨される。
  • ④ガス機器の給排気設備の不良は、不完全燃焼による一酸化炭素中毒の原因となり得る。
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正解 ②屋内に設置する開放式のガス機器は、換気を行わなくても安全に使用することができる。
解説
開放式のガス機器は、燃焼用の空気を設置された室内から取り入れ、燃焼排ガスもそのまま室内に排出する構造である。したがって換気を行わずに使用すると、室内の酸素が消費されて不完全燃焼を起こし、一酸化炭素が発生して中毒事故につながる。開放式の機器を屋内で使用する場合には、窓開けや換気設備による確実な換気が不可欠であり、換気を行わなくても安全に使用できるという記述は誤りである。

他の選択肢が正しい理由
ガス漏れ警報器は、業務用の厨房や地下街等を除けば法令上の設置義務がない場合も多いが、ガス漏えいの早期発見という安全上の効果が大きいため、設置が推奨されているという記述は正しい。給排気設備の詰まりや腐食・脱落などの不良は、燃焼に必要な空気の不足や排ガスの逆流を招き、不完全燃焼による一酸化炭素中毒の原因となるという記述も正しい。燃焼に必要な空気を確保するための給気経路が必要であるという記述も正しく、高気密化した住戸では特に注意を要する。
問76-9

ガス事業法及び液化石油ガス法に基づく保安に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①ガス小売事業者等は、消費機器の調査を10年に1回以上行えば足りるとされているのである。
  • ②液化石油ガス販売事業者による供給設備の点検は、法令上義務付けられてはいないのである。
  • ③ガス漏れの通報を受けた場合であっても、事業者に緊急の対応義務は課されていないのである。
  • ④ガス小売事業者等は、消費機器の調査を4年に1回以上行うべきこととされているのである。
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正解 ④ガス小売事業者等は、消費機器の調査を4年に1回以上行うべきこととされているのである。
解説
ガス事業法は、ガス小売事業者等に対し、需要家が使用するガス機器(消費機器)が技術上の基準に適合しているかどうかを4年に1回以上調査し、適合していない場合はその旨と措置を通知することを義務付けている。液化石油ガスについても、液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律により、販売事業者に対して供給設備の点検及び消費設備の調査を4年に1回以上行うことが義務付けられている。いずれも居住者の在宅が必要となる場合があるため、管理組合として周知に協力することが円滑な実施につながる。

他の選択肢が不適切な理由
消費機器の調査の周期は4年に1回以上であるから、10年に1回以上で足りるという記述は誤りである。液化石油ガス販売事業者による供給設備の点検は前記のとおり法令上の義務であるから、義務付けられていないという記述も誤りである。ガス事業者はガス漏れの通報を受けた場合、直ちに現場に急行して危険の防止措置を講ずる体制を整えることが求められているから、緊急の対応義務が課されていないという記述も誤りである。
問86-9

ガス栓及びその接続に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

  • ①ガスの接続具には、ゴム管のほか金属可とう管やガスコードなどの種類がある。
  • ②使用していないガス栓には、ゴム栓やガス栓カバーによる閉止措置が必要である。
  • ③ゴム管は劣化しないため、長期間にわたり交換しなくても差し支えないとされる。
  • ④ヒューズガス栓は、ゴム管が外れる等によりガスが大量に流れたとき自動的に止まる。
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正解 ③ゴム管は劣化しないため、長期間にわたり交換しなくても差し支えないとされる。
解説
ガス機器の接続に用いるゴム管は、熱・紫外線・油分等の影響により経年で硬化・ひび割れを起こし、亀裂からのガス漏えいや接続部からの抜けを生じるおそれがある。このため、定期的に点検して劣化が認められれば交換し、また接続部は必ずゴム管止め(バンド)で固定する必要がある。ゴム管が劣化しないという記述は誤りである。

他の選択肢が正しい理由
ヒューズガス栓は、ゴム管が外れるなどしてガスが設定値を超えて流れたときに、内部のヒューズ機構が作動してガスを自動的に遮断する構造であるという記述は正しい。接続具には、ゴム管のほか、耐久性に優れた金属可とう管や、ワンタッチで着脱できるガスコードなど複数の種類があるという記述も正しい。使用していないガス栓を開放したままにすると誤操作や子どもによるいたずらでガスが流出するおそれがあるため、ゴム栓やガス栓カバーで閉止措置を講じる必要があるという記述も正しい。
問96-9

マンションのガス設備に関する次のア〜エの記述のうち、適切なものはいくつあるか。
ア 都市ガスは導管により供給されるため、地震等の災害時には広範囲にわたり供給が停止することがある。
イ 液化石油ガスは、集合住宅では複数の容器をまとめて設置し配管で各戸へ供給する集中方式が用いられることがある。
ウ ガス給湯器の号数は、水温を摂氏25度上昇させた湯を1分間に何リットル出せるかを表している。
エ ガス機器の設置や配管の工事は、資格の有無にかかわらず居住者が自ら行ってよいものである。

  • ①一つ
  • ②二つ
  • ③三つ
  • ④四つ
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正解 ③三つ
解説
適切なものはア・イ・ウの三つである。アについて、都市ガスは導管網により供給されるため、地震により導管が損傷したり感震ブロックが作動したりすると、一定の地区単位で供給が停止し、復旧にも各戸の点検を要するため時間がかかる。イについて、液化石油ガスの集合住宅への供給には、各戸に容器を置く戸別供給方式のほか、敷地内に複数の容器をまとめて設置し配管で各戸へ供給する集中方式(集団供給方式)があり、容器の交換管理の効率や安全性の面から採用される。ウについて、ガス給湯器の号数は、水温を摂氏25度上昇させた湯を1分間に何リットル供給できるかを表す能力の単位であり、家庭用では16号・20号・24号などが用いられる。

他の選択肢が不適切な理由
エは適切でない。ガス機器の設置や配管の工事は、誤った施工がガス漏えい・爆発・一酸化炭素中毒といった重大事故に直結するため、ガス事業法や液化石油ガス法に基づき、ガス事業者又は所定の資格・登録を有する事業者が行うこととされている。居住者が資格の有無にかかわらず自ら行ってよいという記述は誤りである。したがって適切なものは三つとなる。
問106-9

マンションのガス設備の維持管理及び更新に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①ガス漏れ警報器は、一度設置すればその有効期限を意識する必要はないとされている。
  • ②共用部分に属するガス配管の更新は、管理組合が計画的に行うべきものとされている。
  • ③ガス配管は法定耐用年数が経過しても劣化が生じないため、更新の必要はないとされる。
  • ④ガス設備の改修工事は、ガス事業者に届け出ることなく実施して差し支えないとされる。
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正解 ②共用部分に属するガス配管の更新は、管理組合が計画的に行うべきものとされている。
解説
マンションのガス配管のうち、専有部分に属さない部分(敷地内の埋設管、パイプスペース内の立て管、共用部分を通る横引き管等)は共用部分として管理組合の管理に属する。ガス配管は経年により腐食や接続部のシール材の劣化が進むため、長期修繕計画に位置付けて計画的に点検・更新を行う必要があり、更新にあたってはガス事業者と協議して施工方法や供給停止の段取りを定めることになる。

他の選択肢が不適切な理由
ガス配管も金属の腐食や接続部の劣化が進むため更新が必要であり、劣化が生じないという記述は誤りである。ガス設備の改修工事は、供給の停止・再開や気密試験、開栓時の点検などガス事業者の関与が不可欠であり、事業者への連絡・協議なしに実施できるものではないから、届け出ることなく実施して差し支えないという記述も誤りである。ガス漏れ警報器には検知素子の寿命に基づく有効期限(一般に5年)が定められており、期限が過ぎたものは正常に作動しないおそれがあるため交換が必要であるから、有効期限を意識する必要がないという記述も誤りである。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。