自然換気に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- ①温度差による換気では、室内外の温度差が大きいほど換気量は多くなるものである。
- ②温度差による換気では、給気口と排気口の高低差が小さいほど換気量は多くなる。
- ③風力による換気の換気量は、外部風速の2乗に比例して増加するものとされている。
- ④自然換気は、機械換気に比べて常に安定した換気量を確保できる方式といえる。
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温度差による換気(重力換気)は、室内外の空気の密度差によって生じる圧力差を利用するものである。冬季のように室内が暖かく屋外が冷たい場合、暖かい空気は上昇して上部の開口から流出し、冷たい外気が下部の開口から流入する。この駆動力は室内外の温度差に比例して大きくなり、また給気口と排気口の高低差が大きいほど大きくなるため、温度差が大きいほど換気量は多くなる。
他の選択肢が不適切な理由
重力換気の換気量は給気口と排気口の高低差の平方根に比例して増えるので、高低差が小さいほど換気量が多くなるという記述は逆であり誤りである。風力による換気の換気量は、開口部の面積と外部風速に比例するものであって、風速の2乗に比例するのは風圧力(動圧)であるから、換気量が風速の2乗に比例するという記述も誤りである。自然換気は自然条件である温度差と風に依存するため、外気温や風の状況によって換気量が大きく変動する。安定した換気量を確保できるのは送風機を用いる機械換気であるから、この記述も誤りである。