マンションの大規模修繕工事に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
- ①建物の劣化を回復させ、資産価値と居住性を維持することを目的とする。
- ②外壁塗装の塗替えの周期は、おおむね12年から15年が目安とされる。
- ③足場を架けて外壁や防水をまとめて行うことで、費用の効率化を図れる。
- ④大規模修繕工事は、建替えを前提とした準備工事と位置付けられている。
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大規模修繕工事は、経年により劣化した建物の性能・機能を新築時と同等の水準まで回復させ、居住性と資産価値を維持することを目的として、足場の設置を伴う大がかりな修繕を計画的に行うものである。建替えを前提とした準備工事ではなく、むしろ建物を長く使い続けるための維持保全行為であるから、この記述が誤りである。
他の選択肢が正しい理由
劣化の回復と資産価値・居住性の維持を目的とするとする記述は、大規模修繕工事の趣旨に合致しており正しい。国土交通省の長期修繕計画作成ガイドラインは令和6年6月の改定で修繕周期の目安に幅を持たせており、外壁塗装の塗替えについておおむね12年から15年としているため、この記述も正しい。仮設足場は費用に占める割合が大きいため、外壁補修・塗装・シーリング・屋上防水などを同じ足場でまとめて実施することは費用の効率化につながり、この記述も正しい。