地上権に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば正しいものはどれか。
- ①地上権を設定する場合には、必ず地代を定めなければならないとされている。
- ②地上権は、工作物又は竹木を所有するため他人の土地を使用する物権である。
- ③地上権の存続期間は、民法上、20年を超えて定めることができないとされる。
- ④地上権者は、土地所有者の承諾がなければ地上権を譲渡することができない。
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民法265条は、地上権者は他人の土地において工作物又は竹木を所有するためその土地を使用する権利を有すると定めている。地上権は物権であり、土地を直接に支配する権利である点で、賃貸人に対して使用収益させるよう請求する債権にすぎない賃借権と本質的に異なる。
他の選択肢が不適切な理由
地代は地上権の要素ではなく、民法266条は地代を支払うべき場合に賃貸借の規定を準用するにとどめているから、必ず地代を定めなければならないとする記述は誤りである。また、民法は地上権の存続期間の上限を定めておらず、判例も永久の地上権の設定を認めているから、20年を超えて定められないとする記述も誤りである。さらに、地上権は物権であるから土地所有者の承諾なく自由に譲渡することができ、承諾を要する土地賃借権とは異なるので、この記述も誤りである。